再出発の日

こんにちは
昨日は88歳、90歳のお二人の女性がご宿泊されました
今回少し長文になります
お時間あればお付き合いください 

とある日88歳のお客様からお電話がありました『あなた、あなたと思うけど、若奥さん?
私あなたの話を聞いた事忘れられなくて生きてるうちにもう一度泊まりに行きたいなと思って…』と少し高揚した声で話されました

私は最初何の事か理解出来なくて、どういう話したんだろうと思いながら話していました
すると
『あなたがここに来た出逢いの話よ
ロマンチックな話が忘れられなくて…』とおっしゃいます

そこまで話してやっと私がここに嫁に来て、子供たちがまだ小さかった頃、現在88歳になられるT様がお泊まり下さりその時にここに来た出逢いの話を私から聞いて覚えていて下さってたとの事でした…

なんだか嬉しくなり、懐かしくなり心がじんわり温かくなりました

そしてお友達と御宿泊され、久しぶりの再会が叶いました

話しているとなんとなくですが、Tさんの事も思い出して来ました…

前回泊まられた翌日の朝、Tさんが『子供を小学校へ送ってきます』と私がお見送り出来ないからお部屋に挨拶に来た事…
長男のランドセル姿を見送った事など
細かい事まで覚えていてくださっていたのです…

その子供達も大学生になりましたとお伝えすると『あなたよく頑張ったわね〜偉いわよ
本当よく頑張ったわね 子ども達も立派に育てて』と褒めてくださいました

『旅館を歩いてるとあなたの頑張りがあちこちに感じるわ、本当素晴らしい』とまで

褒められて嬉しいのはいうまでもありません
何より覚えていて下さり、もう一度会いに来てくださった事に感謝せずにはいられません

最近バタバタが続き出来ない事も増え、
落ち込む事もあったりしたので、これは神様がきっと原点に戻るようにお客様の口から励ましの言葉を聞いたんだと思いました…



バスに乗り間違え、雨の夜だったので3つバス停先までだった距離を歩道橋を渡って止まっていたバスに走り込み乗り込んだところを
バスの運転手さんに声をかけられ(大将の叔父の同僚の方)『あんた女将さんになってみらんね』と言われたのが私の女将への始まりでした…

あの夜、バスに乗り間違えなければここに私はいません
バスの乗客が1人だった事、働いていたフェイシャルサロンのお当番を代わってもらっていて、タオルを干すのに戻った事…
全てが重なり偶然(必然⁈)の出逢いだったのです…

少しオーバーな表現で変な人と思われるかもしれませんが全て事実なのです

そして何よりT様がお元気だった事、お友達と来てくださった事が嬉しくて嬉しくて…

忘れられない日となりました
向かって右側がTさん(88歳)左側がご友人のRさん(90歳)です

終始お話がに花が咲き、夜にはお酒🍶を1本ずつ呑まれるお元気さにはびっくりでした…

お二人とも今から寒くなるので風邪ひかないでお元気でいて下さいね…

本当に本当にありがとうございました✨✨
またお会い出来る事楽しみにしています

私も新しい気持ちで今日からまた頑張ります
皆様どうぞ宜しくお願い致します🙇‍♀️




鬼王荘

静かな里山の宿 薬王寺の湯 鬼王荘 地元で採れた野菜、薬王寺の水を使った料理 緑に囲まれた入浴で癒しの時間はいかがですか? 野鳥のさえずり、小川のせせらぎでゆったりとした時間を過ごして頂ければ幸いです

0コメント

  • 1000 / 1000